ヌルデ 白膠木・塩膚木 ぬるで 金沢から日帰りの距離に咲く花

Do・素人の 百七頁の四
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2001.08.19金沢市近郊


2009.08.18金沢市近郊
葉に付いた虫嬰


2009.08.23金沢市近郊
2009.08.18と同木



2009.10.25金沢市近郊
2009.08.18と同木



2010.09.04金沢市医王山


2012.09.22金沢市金石


カブレに注意!

ヌルデ「白膠木・塩膚木」(ウルシ科)落葉低木
Rhus javanica

島根県立農業大学校 森林管理科
農大森林情報
より

 虫がヌルデに刺激を与えてできた虫こぶのことを五倍子(ごばいし)といいます。また、附子(ふし)とも呼ばれています。ヌルデに付くアブラムシ類の刺激で出来た虫嬰(ちゅうえい)すなわち五倍子を切ると、中は空洞のようになっていました。

 昔の日本の既婚女性は「おはぐろ」といって歯を黒く染めていましたが、これは五倍子の粉を原料にして作った黒色の染料で歯を染めたものです。
 ところでヌルデという名前の由来は、幹を傷つけたときに出てくる白い汁を塗料として塗って利用したことにあるようです。
 また、五倍子に由来して、別名をフシノキ(附子の木)とも呼ばれています。

 樹膚の色は白っぽいグレー。
 樹高8m。花穂径30cm。

 枝先の軸に翼が付く。

2001.08.19金沢市近郊

万葉集の花植物  万葉集の花リスト
可頭乃木
萬葉集總索引單語編 正宗敦夫編(白水社版)242頁

東歌
阿之賀利乃和乎可夜麻能
可頭乃木能和乎可豆佐禰母可豆佐可受等母
あしがりのわをかけやまの
かづのの和乎可豆(ワハカツ)さねも可豆佐可受(ナハサネズ)とも

 前略。さらばワヲは句中の枕辞とすべし。
 伴信友の比古婆衣巻二十に相模のみならず伊豆、甲斐、陸奥にてもヌルデをカツノ木といふ。新撰字鏡に樗、加知乃木とあるも是なるべし

といひ間宮永好の犬鶏随筆にも
 可頭乃木はヌルデの事なり。此木相模國にいと多かる中に荷山には殊に多かり。この國人に此木の名をとへば何処にても皆カツ(ツ瀬清音に唱)といひてヌルデと云ことしらず。他國にて問試るにヌルデといひてカツと云事をしらず。かかれば此を可頭と云へるは相模國の方言なることしるし
といへり。奥州、越前にてもカツノキ、カツキ、カチノキ、カチキなどいふ由本草啓蒙に見えたり。和乎は和波の誤ならむ。又カツサネモは且サネムの訛ならむ。カツは俗語のマアに當れり。中略。さてカツノ木に濁音の頭を充てたるはおそらくは土人の発音に従へるならむ。中略。結句は奈波サ禰ズトモの誤か
萬葉集新考第五・巻14 井上通泰著(國民圖書)3042頁より

 
転記の誤りと、方言と、発音の違い(訛?)とで、歌の意味もサルコトながら、解説文を理解するダケでもヤヤコヤシイ事この上もなし。