ヒサカキ 姫榊 ひさかき 金沢から日帰りの距離に咲く花

Do・素人の 参拾頁の四
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2000.04.16石川県小松

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2000.10.23金沢市


2003.11.30金沢市


2006.04.30金沢市郊外
オシベが大きいので雄花


2009.03.15金沢市近郊


2009.12.13金沢市近郊

ヒサカキ「姫榊・姫神木・姫賢木」(ツバキ科)
Eurya japonica

 「なかほどに」Part2 のサカキとシキミをお読みください。
 独特の香りと言うより、臭いがする花が咲く。
 神に供える「榊」サカキ(マサカキ・ホンサカキ)(ツバキ科)の代用品。(このページの最下段にマサカキ・ホンサカキの画像を掲示)

 ヒサカキは石川県内全域に分布。
 サカキ(マサカキ・ホンサカキ)の分布は羽咋、富来、七尾周辺(邑知潟の南北)、と加賀市周辺。

 石川県での「榊」は、専らこのヒサカキを使う。
 時たま地元のス−パ−で本来のサカキ「榊」も売場に並ぶことがあるが、金沢の海で採れるアサリ「浅蜊貝」はコダマガイのことで本来のアサリとは違うのと同様に、商品の流通広域化によって地方の名称と慣習がヤヤコシクなり、混乱して来ていると思う。

 葉に鈍鋸歯がある。雌雄異株。
 山の中の薮。木高1m。花径6mm。
2000.04.16石川県小松
樹木ガイドブック(永岡書店)より

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サカキ(マサカキ・ホンサカキ):葉に光沢があり、ヒサカキより大きく鋸歯が無い。
神に供える「榊」。花は5・6月
Cleyera japonica

万葉集の花植物  万葉集の花リスト
賢木
萬葉集總索引單語編 正宗敦夫編(白水社版)394頁

大伴坂上郎女
大伴坂上郎女祭神歌一首短歌
久堅之天原従生来神之命奥山乃賢木之枝爾白香付木綿取付而斎戸乎忌穿居竹玉乎繁爾貫垂十六自物膝折伏手弱女之押日取懸如此谷裳吾者祈奈牟君爾付相可聞
(久堅の)あまの原より 生来(アレコシ) 神の命 奥山の 
さかき之枝に 白香付(シラガツケ) ゆふとりつけて いはひべを いはひほりすゑ たか玉を しじに貫垂(ヌキダレ) (ししじもの) 膝をりふせ たわやめの 押日(オシヒ)とりかけ かくだにも われはこひなむ 君に不相(アワジ)かも

 サカキは真淵の説に一の木の名にあらでいにしへ松杉橿などの常葉木を神事などに用ひし時たヽへてサカキ(榮樹)といひしにてそが中に取り分けて鏡、幣をかけなどせしは橿なりといへり。中略。久老は之に反してシキミなりといひ、中略。その外雅澄は今のサカキなりといひ六人部是香は槻なりといへり。いにしへは一木の名にあらざりきといふ説は信ずべく又和名抄の頃には既に一木の名となれりしは確なり。後略。
萬葉集新考第一・巻3 井上通泰著(國民圖書)464頁より