クリ 栗 くり
シバグリ 柴栗 しばぐり
ヤマグリ 山栗 やまぐり 金沢から日帰りの距離に咲く花

Do・素人の 五拾六頁の四

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2000.06.18 福井県勝山


2005.06.19 雄花 金沢市近郊



2006.07.09 雄花、雌花と実 金沢市近郊

クリ「栗」(ブナ科)落葉高木
Castanea crenata 原産地:日本

 同じブナ科で、雄花が似ているシイ「椎」(スダジイ)弐百頁の五2011.05.21を参照ください。
 別名:シバグリ・ヤマグリ
 丹波栗は栽培種。
2000.06.18福井県勝山
樹木ガイドブック(永岡書店)より
現代いけばな花材事典(草月出版)より
万葉集の花植物  万葉集の花リスト
久利
萬葉集總索引單語編 正宗敦夫編(白水社版)322頁
三栗(枕)・三栗乃(枕)
萬葉集總索引單語編 正宗敦夫編(白水社版)1105頁

高橋虫麻呂歌集
三栗乃中爾向有曝井之不絶将通彼所爾妻毛我
(みつ栗の)中爾(ノ)向(クニ)有(ナル)さらし井のたえず通はむそこに妻もが

萬葉集新考第三・巻9 井上通泰著(國民圖書)1754頁より

山上憶良
思子等歌一首并序
釋迦如来金口正説等思衆生如羅羅又説愛無過子至極大聖尚有愛子之心况乎世間蒼生誰不愛子乎
宇利波米婆胡藤母意母保由久利波米婆麻斯提斯農波由伊豆久欲利枳多利斯物能曽麻奈迦比爾母等奈可可利提夜周伊斯奈佐農

釋迦如来の金口(コンク)正説に等(ヒト)しく、衆生(シュジャウ)を思う(オモフ)こと、羅羅(ラゴラ)の如しとのたまへり
うりはめば こどもおもほゆ くりはめば ましてしぬばゆ いづくより きたりしものぞ まなかひに もとなかかりて やすいしなさぬ

 ラゴラは釋迦の實子なり。至極大聖は即釋迦なり。考に『都にとどめたる子を筑前の國にておもふなり』といへるごとし。
 イヅクヨリキタリシモノゾは「宿世の因縁に依て親となり子となるとは聞けど、宿命、智なければ知られぬ故なり。又、故郷に留めたる子どもの夢に見え面影に立を云歟(イワンカ)
 マナカヒは略解に眼之間なりといへる如し。ヤスイシのシは助辭、ヤスイは安眠、ナサヌは、中略、ナセヌといはざるべからず。


反歌
白銀母金母玉母奈爾世武爾麻佐禮留多可良古爾斯迦米夜母
銀(シロガネ)も金(クガネ)も玉もなにせむにまされるたからこにしかめやも

 金をクガネとよむは古語なり○ナニセムニはナニセムといふとは異にて何ノ為ニ、イカニセム為ニなどいふ意なり。中略。古義にナニ故ニと譯せるは當らず。マサレルタカラの下にモを補ひて心得べし。マサレル寶は結構ナル寶といふ事にて即金銀珠玉の類なり。憶良が此歌を作りしより二十年餘を経て天平二十一年に年號を(感寶と改め更に)勝寶と改められしもマサレルタカラといふ義にて此年二月に陸奥國より始めて黄金を奉りしによりてかくは名づけられしなり。
萬葉集新考第二・巻5 井上通泰著(國民圖書)857頁より